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リフォームコラム

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2018.2.7

壁だけのリフォームは可能?どんな方法で浴室が変わる?

浴室のリフォームというと「ユニットバスに交換する」「浴槽を新しいものに入れ替える」など大がかりな工事をイメージする人が多いかもしれません。

確かに、浴室全体をリフォームすれば、全体的に新しくなり快適となるでしょう。

しかし、なかには「浴槽はそんなに傷んでいない」「壁面の汚れだけが気になる」という部分的なリフォームを望むケースもあるのではないでしょうか。

そこでおすすめなのが浴室の「壁」のリフォーム。

浴室のお手入れ不足で黒カビだらけの壁では、体が清潔になった感じもしませんよね。
そんな汚れた浴室の壁に手を加えるだけで、清潔な環境へとよみがえります。

いったいどんな方法があるのでしょうか?

壁の塗装をする

浴室の壁を塗装していくので、壁の汚れが見えなくなる方法です。

ここでは浴室塗装がどういうものなのかといったことや、リフォームをするときの注意点などをご紹介します。

浴室の壁を塗装するメリットとは?

浴室の壁リフォームのなかでも、簡単でリーズナブルな方法です。
壁を外したりする必要もなく、気軽に行えるでしょう。

在来工法やユニットバスの壁面も塗装により傷んだ表面が新しく復活します。
単に「汚れを隠す」というだけでなく、塗装により防水性が高まる効果が期待できます。

また、きれいな色で塗装されることで「新品」と見間違うくらいの仕上がりになるなどのメリットがあります。

浴室の壁塗装の注意ポイント

住まいの外壁の塗装と違って、浴室の塗装範囲は狭いもの。
そのため、「DIYできるんじゃないか…?」と考えるかもしれません。

しかし、単に塗装するだけでは防水や防カビの効果は実はないのです。
すでに発生しているカビを取り除くことから始め、表面に塗る塗料がしっかり密着するように「下地」を整える技術も重要です。

DIYをする場合には、作業内容を省略しないでしっかり塗らなければなりません。
ちょっと自信がないという人は、やり直しリスクを避ける意味でも最初からプロの職人に頼むのが賢明です。

壁材を変える

その他にも壁材をリフォームする方法もあります。

それぞれの素材によって特徴や注意点が違うので、紹介していきます。

シートを貼る

既存の壁の上にシートを貼る方法。
カビを抑えたり、水をはじいたりする特殊コーティングが加工されてあるシートを貼ります。

シートを貼るメリットとは?

極端に劣化が激しい壁面にはシートを貼るだけのリフォームは向いていませんが、それほどひどくなければお手軽な方法として注目されています。

費用はあまりかからないうえ、新たに防水力も高まるので予算が少ないときにも魅力的なリフォーム方法です。
ユニットバスや在来工法、どちらの壁にも対応可能です。

また、シートのデザインはかなり豊富。
白く明るい色や黒っぽいモダンな色、さらに木目調のデザイン性が高いものまであります。

浴室の印象がガラリと変わるリフォームになるでしょう。

シートリフォームの注意点

シートを貼るだけという手軽なリフォームなので、DIYもできます。
「シート」という薄い素材のものを貼っていくため、専用の道具の準備や手順に従って正しい方法で進めることが重要です。

作業が不十分だとシート内部に空気が入って膨れる・剥がれることもあるのでDIYでは注意が必要です。
慣れない作業で失敗したくない人は、プロの業者に依頼するのが賢明なのかもしれません。

タイルのリフォーム

タイルは在来工法やハーフユニットで使われている素材です。
タイルの補修だけ、あるいは壁を全体的に新しいタイルに変える方法があります。

タイルのリフォームのメリットとは?

タイルは、ひび割れにより水漏れが起こります。

タイル表面に付着した水分が壁の内部に入り込んでしまうと、壁の裏側にある木部が腐るなど悪影響です。
タイルのひび割れがひどくならないうちにリフォームすることで、本来の防水性が復活します。

また、タイルにはパネルやシートにはないアクセント感があるデザインが魅力です。
さまざまなデザインや色を組み合わせれば、オリジナルの浴室の完成です。

タイルにはヒンヤリとした印象がありますが、実は保温性に富んでいる素材もあります。

耐久性の高いタイルを選んでリフォームすれば、お好みの浴室が長く使えるようになるでしょう。

タイルのリフォームの注意点

タイルの傷みが少ない状態なら、補修したりするだけの簡単なリフォームでもOKです。

しかし、ひび割れがひど過ぎて下地への影響が強く表れていると、下地の修繕など工事は大がかりになります。
場合によっては浴室全体を修繕しなければならないこともあります。

コストを抑えるため部分リフォームにしたとしても、最終的に全面張り替えする結果になるかもしれません。

安く済ませたいという理由からDIYにチャレンジする人も多くいらっしゃいますが、リフォーム前の補修をしっかりしないままの作業は結果的に作業自体が無駄になってしまいます。

あらためてプロの業者に依頼する…ということも少なくありません。

下地の補修など水漏れが深い影響を及ぼしているケースは、最初からリフォーム業者に依頼するのが満足リフォームにつながるかと思います。

木材の壁にリフォームする

印象をガラリと変えたいときには、木材の壁にするリフォーム方法があります。

木材の壁にリフォームするメリット

木材のお風呂の種類では、「檜(ヒノキ)」「サワラ」などが有名ですよね。
柔らかで温かい色合いで浴室全体が温かな印象になります。

木の香りには気分を落ち着かせる効果もあるので、リラックス空間になるでしょう。

木材の壁にリフォームする注意点

高級感が漂う木材の壁ですが、メンテナンス面の難易度があります。
入浴後には石鹸(せっけん)が壁に残らないように、スポンジやお湯でしっかり洗わなければいけません。

それに、湿気を嫌う素材なので、日常的に換気を十分に行う必要があります。

壁のリフォームのなかでもコスト的には高めです。

パネルを貼る

在来工法の壁をまるでユニットバスのようなパネルに変身させることができます。

パネルを貼るメリット

カビや汚れで暗めの印象だった浴室も、明るい空間へとリフォームができます。

タイル貼りの在来工法の壁面は、手入れの手間からカビが発生しやすいことがあります。

でも、パネルなら水が浸透しにくくお手入れも楽なので防カビ性の高まりも期待できます。

パネルを貼る時の注意点

上からパネルを貼るので、一見「新しい壁になった」気分になりますが、注意したいのは既存のタイルやパネルの防カビ処理です。

カビを取り除かないままパネルを貼ってしまうと、新しいパネルの下でカビが繁殖していくことになります。

また、在来工法のタイル壁は凸凹が多く、貼り方が悪ければしっかり密着しません。

平らにならず、次第に剥がれてくることもあるのでDIYで作業をするときには注意が必要です。

まとめ

浴室を丸ごと交換するリフォームは、大がかりな工事で費用もかさむので踏み切れない人もいるかと思います。

「塗装をする」「壁材を変える」という壁だけのリフォームでコストをおさえることもできます。

ただ、部分的なリフォームとは言え、カビ処理などを行って下地の状態を整えてから壁を直していくことが重要です。

DIYで安く済まそうと考えるよりも、プロの職人に任せた方がリフォームの質がよくなるでしょう。

また、現在のお風呂の劣化状況によっては、部分的ではなく全体的なリフォームがいい場合もあるので専門業者に依頼することが安心につながります。

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