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2018.4.12
我が家の浴室のサイズってどのくらいだろう?
浴室をユニットバスにするリフォームを検討したときに、ふと疑問に思う人もいるかもしれません。
住まいの浴室スペースに合わせて自由に浴室作りが可能な在来工法の浴室とは異なります。
ユニットバスは決まった規格サイズで商品が展開されているんですね。
そのためカタログを見ても細かなサイズ設定がされていて、分かりにくく感じることも…。
そこで、リフォーム前にサイズに関する知識を持っておくと商品選びがスムーズです。
また、カタログで商品を探しているときに、「マンション用」「戸建用」と記載されているのがあります。
今回の記事では、ユニットバスのサイズに関すること、マンション用と戸建用の違いについてもお話します。
ユニットバスの施工例やカタログを見ていると、オシャレなデザインや素敵な色使いの浴室が増えています。
「デザインがオシャレだな」「こんな広々とした浴槽なら快適そう」と目に留まるものも多いですね。
しかし、ユニットバスを選ぶならまずは「サイズが我が家に合うか?」が前提になります。
デザインだけで選んでも、自宅の浴室スペースに合わないサイズならそもそも設置が不可能なんです。
また、もうひとつ注意したいのが「マンション用」と「戸建用」には違いがあるということです。
マンション用は天井や床下が低めに作られており、戸建用の物が合わないので注意が必要です。
カタログ等でチェックしていると、坪数や数字の組み合わせで表示されていますよね。
でも、実際問題ユニットバスのサイズをどうやって測ればいいのかも分かりにくいもの。
ここではユニットバスのサイズについて、具体的に説明していきます。
規格が決まっているユニットバスは、細かな数値を並べて表現されています。
サイズ表記は、「1216」「1616」「1618」などとなっていますが、何を表わす数値が分かりにくく感じますよね。
例えば「1216」なら、浴室の内径が「横幅1,200mm × 奥行1,600mm」のこと。
この長さを略した数値が「1216」になるのですね。
内径の横幅1,600mm × 奥行1,800mmなら「1618」です。
「横幅」とは長方形の浴槽の縦に長い部分(長辺部分)、「奥行」とは浴室内の幅です。
1618サイズなら1,600mmが浴槽の長い部分ですから、浴槽内で足を伸ばしてゆっくりとくつろぐこともできるサイズ感になります。
1216サイズだと1,200mmの長さなので、身長が高く足の長い人は少し窮屈と感じるかもしれません。
また、浴槽の大きさはユニットバスサイズによって決まります。
を比べると「16」部分の浴槽の長さは変わりませんが浴室内の面積が増えます。
つまり、洗い場部分が広くなるイメージです。
ただ、バスタブの大きさや形状などをラインナップから選ぶことができるので、「どんな浴槽に入りたいか」をじっくり考えて選ぶといいでしょう。
ワイドタイプの浴槽を選ぶとお湯の量も増えますので、光熱費のことも視野に入れると良いかもしれません。
※広い方がリフォーム後の満足度は高くなる傾向にあります。
カタログを見ると
と、ユニットバス全体の面積が「坪」で表現されているのが分かります。
ただ、正直なところ「坪」という単位はふだんあまり使わないものなので「どれくらいの広さなの?」とサイズ感が分かりにくく感じるものです。
そこで、ユニットバスの広さを簡単にイメージできるように畳換算するのがおすすめです。
ベースとして「畳2枚の広さが1坪」と覚えておくといいでしょう。
とイメージしてみてくださいね。
「1216」「1618」といったサイズは、内寸の長さです。
そのため、同じサイズであっても外部までの寸法が違うケースもあります。
さらにメーカーが違うと寸法が違う可能性もあります。
メーカーによっては、サイズ展開を広めにしていることもあり、微調整ができるものも。
ピッタリのユニットバスリフォームができることもあります。
マンションと戸建のユニットバスのサイズの違いについて詳しく説明します。
マンションは構造的な問題から、限られたスペースを有効に使わなければなりません。
そのため、余裕のある戸建よりは、浴室は狭いという性質があります。
戸建の方がゆったりしていて、広い浴室リフォームが可能なんですね。
マンション用は次の2つが多くみられます。
マンションのユニットバスのサイズは戸建用と比較すると小さくコンパクトです。
そのため価格がリーズナブルなイメージがあるかもしれません。
しかし、実はマンション用のユニットバスの方が若干高めに設定されています。
戸建住宅用のユニットバスは、次の2種類が多いでしょう。
特に、1坪の方が一般的かもしれません。
戸建のユニットバスの大きな特徴は、全体的にゆったりしたサイズが選べることです。
1616サイズ(1,600mm × 1,600mm)のように正方形のものもあり、ゆとりが感じられます。
マンション用のユニットバスは、戸建用と比較するとサイズが少し小さめです。
とはいえ、価格的には戸建用よりも高めなので「機能的には上なの?」と感じるかもしれません。
しかし、サイズや価格感が異なっても機能的には変わりません。
マンション用、戸建用と分けられているのは、
ユニットバスの幅・奥行・天井と床下の高さをそれぞれの構造の違いに合わせて作られているからです。
同じメーカーの同じシリーズだとすれば、素材や部材も同じものを使っています。
違うのは「サイズ感」のみですので、性能の違いを気にする必要はありません。
マンション用のユニットバスは戸建用と比較すると、幅や奥行が狭いだけでなく天井も低く作られています。
天井の高さおよび床下部分は、戸建より余裕がなく、空間全体が狭いのがマンション用です。
わざわざ選択することはまれですが、次の条件を満たせば戸建住宅でもマンション用を選択できます。
つまり、構造が鉄筋コンクリート+内寸がマンションサイズという条件です。
ただ、逆のケースはNGです。
マンションの浴室リフォームでは、天井の高さ的にも戸建用のユニットバスは取り入れることはできません。
いかがでしたか?
ユニットバスを選ぶときには、デザインや好みだけで簡単に選ぶことはできません。
自宅の浴室のスペースにあった適切なサイズのものを選ぶ必要があるのです。
また、マンションか戸建かによっても選択肢が変わってきます。
ショールームに行ったりカタログを見たりする際に参考にしてみてくださいね。