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2023.1.6
トイレリフォームでは、細かい点を考えなかったために失敗に繋がることもあります。
結果的に不満に繋がったとしても、小さな不満を抱えながら毎日使い続けなければならないでしょう。
なかには、「数年も経たないうちに再リフォームした…」なんてケースも!
と安易に選ぶのは失敗のもとです。
今回は、トイレリフォームで失敗しがちなポイントをいくつかピックアップしてみました。
便器や便座のサイズは、自宅のスペースに合ったものを選びましょう。
トイレを選ぶときに「カタログだけではイメージしにくい」とショールームに足を運ぶ人も多いですよね。
現物を目で見て確かめられるので、安心感があります。
ただ、ショールームは商品の特性を知ってもらうために作ってあるところ。
大きいサイズのトイレが展示してあっても、際立って大きさを感じにくくなっています。
そのため、そのトイレを狭いスペースに設置すると
という事態も起こりやすいです。
もともと狭いスペースにサイズが大きい便器を設置すると掃除がしにくくなります。
掃除がしにくいことを理由に汚れも溜まりやすくなるので注意しましょう。
タンクレスのトイレは、タンクがない分、空間が広くなるメリットがあります。
タンクの下の掃除もしやすいので、清潔感を保ちやすいので「トイレリフォームするならタンクレスにしたい」と考える人も多いでしょう。
水圧不足から設置に不向きだったり、価格が高く予算に合わなかったりという理由からタンク付きを選ぶ人も多いです。
ここで注意したいのがタンク付を選んだ場合、タンク部分に手洗いをつけるかどうか。
タンク上部に手洗いがついていると、トイレのなかで手を洗えるので便利ですよね。
汚れた手でドアノブを触らなくてもいいので、衛生的な感じもするかもしれません。
ただ、手を洗ったあとにタオルで拭く位置まで、距離が短くても水は垂れてしまうでしょう。
フローリングの場合、垂れた水が素材に染みこむ原因にもなります。
こまめに拭き取らなければ、黒ずみのもとなので注意しましょう。
トイレの室内スペースに余裕があれば、タンク上部に手洗いなしを選択、別に手洗い器を設置することも可能です。
ただし、それなりに費用はかかります。
しかし、手洗い器の下に収納を作ったりとメリットもあります。
タンク付のトイレを選ぶときには、手洗い器についてもしっかり考えてから選ぶようにしましょう。
せっかくリフォームするなら、トイレの床材は見た目にもこだわりたいものですよね。
特に、他の部屋と合わせたコーディネートを考える人もいるかもしれません。
トイレは「水を使う場所」であることを意識しつつ、床材を選ぶようにしましょう。
見た目の温かな雰囲気から、トイレにもフローリングを敷きたいという人も多いかと思います。
フローリングなら、トイレのイメージを一新し、明るく爽やかな空間づくりができそうですね。
ただし、忘れてはいけないのがトイレは汚れやすいということです。
使用後に流す洗浄水はもちろんですが、家族に男性がいるときには「尿の飛び散り」の悩みが増えます。
気をつけていても細かな水分が広範囲に飛び散っているでしょう。
フローリングのうえにトイレマットを敷いて直接水分が付かない配慮をしても、実はあまり役に立ちません。
使うたびに汚れをサッと拭き取ることができれば、染みこみを防ぐこともできますが、その都度拭くのは現実的には難しいものですよね。
それに、フローリングはアンモニアにとても弱いです。
フローリングの継ぎ目部分は、特に水分が入りやすい箇所。
気が付いたら、便器下を中心に黒ずみができているという失敗ケースが多々あります。
トイレの床はリビングとは違った考えを持つようにしましょう。
フローリングの中には耐水性があるものやアンモニアにも強いものもあります。
普通のフローリングよりは耐性があるものの、完全に水分をシャットアウトすることはできないでしょう。
ビニール素材のクッションフロアは、トイレにはおすすめの素材です。
「フローリングにしたいけれど」と悩んでいる人も、クッションフロアならフローリング調の柄も選べます。
デザインが豊富なので、ふだんは挑戦しづらいような柄を選ぶことも。
大理石調の柄なら高級感の演出ができますね。
また、ヨーロッパを思わせるようなテラコッタ調の柄でお洒落な雰囲気づくりもできるかもしれません。
色もさまざまで、オレンジ系やホワイト系で明るくしたり、ダーク系の色合いでスタイリッシュにすることもできます。
アンモニア臭を防ぐ消臭機能付のタイプもあるので、防汚&防臭を考えながら選んでみてくださいね。
便器を入れ替えるだけで、機能性はグンとアップします。
特に、20年も前のトイレを使っていたなら、最新機器に交換するだけで格段に快適性は高まるでしょう。
ただ、ここで注意したいのが「便器だけの交換でいいのか?」ということ。
もちろん便器だけの交換もOKなのですが、交換したときに前の便器の跡が目立ってしまうことには注意しなければなりません。
最近の便器の底は、古いものに比べると小さめな傾向にあります。
底の形状がずれることにより、撤去後の床汚れが目立ってしまうでしょう。
せっかく便器が新しく快適になっても、前の床汚れを毎日見てはため息…なんてこともあるかもしれません。
床や壁をリフォームするためには数万円とプラスのお金がかかるので「今回は便器の交換だけ」と考える人もいますが、全体的にリフォームするのがおすすめです。
チラシなどで、工事費込の激安のトイレを見かけることがありますよね。
「安ければ安いほどいい」と予算を抑えるリフォームをしたい人にとって、コミコミ価格は嬉しいものかもしれません。
ただし、ここで言う工事費込は既存の便器処分費や諸経費が含まれていなかったり、少し旧式のタイプだったりなど、安い理由が隠されていることも。
また、同じ商品の最もグレードの低いタイプで最低限の機能しかついていないこともあるでしょう。
価格を重視する人にとっては「安い」のは大きなメリットですが、使ってみたら「凸凹が多くて掃除がしにくい」「機能がシンプル過ぎた」など、後から不満が出ることも少なくありません。
機能が足りないからと追加することもできませんよね。
「どんな機能がついている?」「掃除はしやすい?」など、広告だけでは細かな違いが分からないものです。
チラシや広告の値段だけで即決せず、しっかりと内容をチェックしましょう。
トイレリフォームをするときには、まずは「どのような空間にしたいか」を家族でじっくり考えましょう。
また、トイレの床や壁を張り替えるときには、素材選びは慎重に行いましょう。
水回り…ということを意識し、汚れにくいものを考えてみてくださいね。
お金をかけてリフォームするのですから、目的や予算を明確にし、失敗のないトイレリフォームをしたいもの。
分からないことも多いトイレリフォームは、プロに相談することも大事です。
疑問に思ったことを相談しつつ、具体的なプランをもらうようにしましょう。
納得のトイレリフォームが実現できますよ。