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リフォームコラム

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2017.12.30

こんなはずじゃ…キッチンリフォームの失敗例をご紹介

「リフォームをすれば料理が楽しくなるだろう」と、どこかワクワクしたプラスのイメージがキッチンリフォームにはありますよね。

新しいキッチンは見た目も大事ですが、家事が効率よくこなせるようになると嬉しいものです。

ただ、「お洒落なものにしたいな」とデザインにこだわったり、「安く抑えたい」と値段ばかり気にしたりとこだわり過ぎると、リフォーム後に「なんだか使いにくいな…」と実用性の面で失敗を感じることもあるでしょう。

だからと言って、一からやり直す訳にはいきません。
できれば、事前に注意しておきたいポイントを知っておきたいところですよね。

今回は「よくある失敗例」を紹介しつつ、キッチンリフォームの注意ポイントについてお話ししていきます。

失敗パターン1:対面キッチンでスペースが狭くなった

対面キッチンでスペースが狭くなった
最近では「キッチン+リビング」という形のオープンキッチンが、かつての暗いキッチンというイメージを払拭し、明るく開放的と注目度抜群です。

オープンキッチンのスタイルのなかでも、リビングとキッチンを向い合せる対面キッチンが人気です。
料理中にも家族との対話を楽しめるので、小さい子どもを育てているご家庭にもよく選ばれています。

そんな対面式キッチンでは、リフォーム後に「通路幅が狭くなった」という失敗談がよくあります。
調理スペースを取りたいと間口や奥行の広い大きいキッチンを選ぶと結果的に人が移動するスペースが狭くなってしまいます。

シンクや調理スペースが広くなったとしても、通路が狭いと動きにくくなり、作業効率が悪くなるでしょう。

そして、複数人で作業することも難しくなります。
子どもと並んで料理をする…という夢を持っている人にも使いにくいキッチンになってしまうかもしれません。

また、思わぬ落とし穴として「冷蔵庫の買い替えが難しくなる」という失敗もあります。

冷蔵庫は、毎日24時間ノンストップで食材の管理をしてくれますが、必ず寿命がやってきます。
使い方や設置状況などにもよりますが、一般的には10年前後で買い替え時期と言われています。

通路幅をあまり考えずにリフォームしてしまうと、「容量の大きな冷蔵庫に買い替えたい」となったときに、その狭さから搬入できないことにもなりかねません。

対面キッチンにするときは、背後の冷蔵庫や収納棚、そしてキッチン横の通路との関係性に注意しながらレイアウトしたいですね。

失敗パターン2:床材選びで失敗

床材選びで失敗
キッチンは、新しく明るい印象のキッチン機器に合うように、床材も張り替えるという人も多いです。

しかし、床材の素材によっては失敗したと感じるパターンがあります。

滑りやすい床で転倒のリスクが増えた

床材のなかでもお洒落感が漂うのがタイルです。

キッチンのインテリアにこだわりたいときには、デザイン性に富んだタイルを選ぶ人もいるでしょう。
掃除がしやすいタイルですが、ツルツルした素材を選ぶとかなり滑りやすくなります。

キッチンは、よく動く場所なのでタイル素材が原因で転んでしまうかもしれません。

包丁、熱いお湯、食器など、料理中には持ったまま一緒に転ぶと危険なものばかり…。
万が一、転んでしまったら大変なことですよね。

滑らないように気をつけることで、作業効率が落ちることもあります。

フローリングにしたら水&油汚れで汚くなった

自然の風合いにこだわりたいなら、床材をフローリングにするという考え方もありますよね。
フローリングのなかでも耐水性の加工を施した複合フローリングなら水や油も染みこみにくくキッチンとも相性がいいかもしれません。

一方、素材が持つ「天然」の魅力を持つ無垢材のフローリングは、ひんやり感もなく、足元も温かくて快適です。
ただ、水分が染みこみやすいため、お手入れをさぼって黒ずんでしまったという失敗もよくあります。

せっかくの木の質感が残念な結果になります。

フローリングを選ぶときは油はねや水はねに十分注意して、掃除は念入りにすることを頭にいれておくといいかもしれませんね。

失敗パターン3:明るいキッチンにしたくて大きな窓を導入したら暑い空間に…!

明るいキッチンにしたくて大きな窓を導入したら暑い空間に…!
キッチンの位置を変えるなど、間取りの変更ができるなら「明るさ」のために窓を取り付けるケースもあるでしょう。
ただ、その結果「暑い空間になった」と失敗を感じることも少なくありません。

窓を取り付けるときには向きにも要注意です。
陽射しが入り込みやすい南に面している場合、季節によっては暑過ぎると感じることもあります。

さらに、火を使うので冷房も効きにくく、キッチンで料理をするのが苦痛になるかもしれません。
西に面している窓だと夕食の準備を始める時間帯に「西日」に悩む可能性も…。

キッチン空間の温度上昇によって食材が傷む原因にもなります。
窓を取り付ける時は、向きに注意することはもちろんですが、ブラインドなどの日除けの工夫もするといいかもしれません。

失敗パターン4:食洗機を使わなくなった

食洗機を使わなくなった
家事がはかどるキッチンの機能として、近頃は「食洗機」が注目されてきています。
自動で食器を洗ってくれる機械なので便利度が高いイメージですが、すべての家庭で便利なのかと言えばそうとは言い切れないのが実際のところ。

などの場合には一度に洗う食器の枚数も少なく、食洗機を利用するまでもないですよね。
「便利と聞いて導入したけど、あまり使わない」と、手洗いで食器を洗う方がスムーズだという結果論もよく耳にします。

食洗機がなければ、その部分は収納として活用できる場所です。
取り付けてしまった食洗機は、使わないからと取り外す費用がもったいないですし、使わないままの食洗機の場所がデッドスペースになるのも残念なことです。

食洗機を購入するときは、「どのくらいの頻度で使うだろうか」ということも検討した方がいいでしょう。

失敗パターン5:便利そうな床下収納だけれど…

便利そうな床下収納だけれど…
使いやすいキッチンのために、収納場所として床下収納庫を検討する方もいるでしょう。
普段はデッドスペースになっている部分を保管庫にできるので、スペースの有効活用にもなりますよね。

しかし、実際には使いにくくて利用しなくなったという失敗もあるようです。

床下の荷物の出し入れですから、使うときの体勢が気になり、最終的に「出し入れが面倒」と使わなくなるのかもしれません。
また、食品を保管したのを忘れて「いつの間にか賞味期限切れ」と言うケースも…。

食べものではなく、「普段使わない物」の収納場所にするのも使い方としてはぴったりかもしれませんね。

さらに、床下収納庫の上の通行頻度が高いと歩くときにきしむ音が気になる点も注意しておきましょう。

収納力に期待して床下収納庫を取り付けて失敗に感じるケースも少なくありません。
取り付ける場合には「どんなものを入れるか」をよく考えてから、選択してみてくださいね。

失敗パターン6:身体への負担が大きいキッチン&吊戸棚

身体への負担が大きいキッチン&吊戸棚
キッチンを使う人の身長を考えなかったために、身体への負担が大きいキッチンになってしまうことも。

身長が高い人が普通サイズのキッチンを選び「下を向いて調理するのが苦痛」と後悔する事もあります。

また、一見便利な吊り戸棚は収納力が高くとても優秀なものですが、収納時の体勢にも要注意です。

高すぎる位置にあると使いにくく、せっかくの収納を活用できないかもしれません。
バランスを崩し転倒するリスクもあり、身長に合ったキッチンや吊り戸棚を設置することが大事です。

吊り戸棚を設置するなら電動式など使いやすいものを選択するようにするのも一つの方法です。

まとめ

キッチンの機能や収納スペースなどリフォームのときに考えることは多いですが、漠然とした理想だけでリフォームすると後悔することもあります。
どのように使うか、どんな人が使うか…は、それぞれの家庭で異なりますのでライフスタイルを考えてリフォームしたいものです。

デザインや予算の問題もあると思いますが、効率的な家事ができるように料理中の動きやすさや使い方のイメージを考えておくことも重要です。

キッチンリフォームで快適さが向上するように、失敗例も頭にいれつつリフォームを楽しみましょう。

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