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リフォームコラム

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2017.12.28

マンションでキッチンリフォームをする時の注意点は?

住まいが快適になるリフォームは、プランニングをするだけでも楽しいものですよね。

住まいのリフォームはたくさんありますが、毎日使うキッチンは多くの人が検討されてます。
ただ、注意したいのはマンションの場合、構造上の問題から思い描くようにリフォームできないケースが多いということです。

そこで、マンションならではのキッチンリフォームの注意点をいくつかご紹介します。

マンションでのキッチンリフォームが戸建住宅とは違う点

マンションでのキッチンリフォームが戸建住宅とは違う点

たくさんの世帯が集まって一つの建物に住む集合住宅スタイルのマンションは、構造上の問題からリフォームが制限されることもあります。

どういったところが制限されるのか、事前に戸建住宅と違う点について知っておきましょう。

大がかりな位置変更が難しい

大がかりな位置変更が難しい
マンションのキッチンは、次の3点が不満点としてよく上がります。

既存のキッチンが壁に向かって設置されていたり、キッチンだけが孤立している空間だったりすると、壁を取り払って対面キッチンにしたいと思うものですよね。

リビングと一体化しているだけで、明るくオープンな空間となり快適性がアップします。

ただ、マンションの場合ですと戸建住宅と違って水回りの移動が制限されるケースも多いです。

キッチンの位置移動が構造上NGなこともある

マンションの場合、建物それぞれで構造が違います。
水回りの配管の位置も違うので、位置の移動が可能かどうかは、構造を確認することになります。

そもそもマンションは、狭いスペースを有効活用しているのもの。
配管ひとつとっても限られたところ以外に移動できないことがあります。

水を排水するためには、配管に勾配をつけなければなりません。
仮に移動したときに勾配をつけて排水できるスペースがあれば良いのですが、スペースが確保できないと既存の場所から移せません。

これは、見ただけでは確認できないので図面を見ながら確認するしかありません。
昭和50年代以前のマンションは構造上の問題でキッチンの大きな位置移動は難しいです。

制限があるなら位置変更しないリフォームをしよう

築年数がかなり経過しているマンションは、水回りの移動ができない可能性が大きいです。

だからと言って「キッチンリフォーム」そのものができないわけではありません。
キッチン自体が変わるだけでも快適性がアップします。

最近のキッチンは、機能も充実して使いやすいです。
見た目の雰囲気もよくなるので、「暗い」という印象を払拭できるキッチンに生まれ変わることでしょう。

憧れのIHができない!?

憧れのIHができない!?
最近、人気が急上昇しているのがIHクッキングヒーター。

しかし、マンションでは導入できないこともあります。
※多くの場合できないと思った方が良いでしょう。

大人気のIH!人気の理由は?

「火を使わない」点が安全に繋がるメリットが注目されて、お子さんや高齢者のいる家庭でもIHへのリフォームを検討されやすいです。

直接火が出ないので、ちょっとした不注意で衣類に引火するリスクも少ないですよね。

マンションでは人気のIHにできない可能性がある?

メリットを考えると、キッチンリフォームのときにはIHクッキングヒーターを取り入れたいと考える人も多いかと思います。

しかし、ガスからIHへの切り替えはマンションでは難しいかもしれません。
その理由は、電気容量の問題が絡んでくるからです。

電圧を切り替えなければならない

一般家庭では、照明やテレビ、洗濯機、電子レンジ、エアコンなどさまざまな電気を使います。
IHクッキングヒーターは大きな電力を使用するので、他の電化製品と合わせて使うとブレーカーが落ちて停電する回数が増えます。

一般的にはIH専用の200Vの分電盤工事や、ブレーカーの工事が必要になりますが、マンションは建物全体に供給できる電気量というものが決まっています。

世帯一戸にはこのくらい…と各戸の電力使用容量をオーバーして使うことはできないケースが多いんです。
そのため電気容量を増やす工事が可能かどうかについては、事前に確認しなければなりません。

マンションによって対応ができるかどうかは確認が必要ですが、築年数が古いマンションだと、使える電気量が小さいことがあるので特に難しいです。

マンションでキッチンリフォームの際にIHを検討する場合は、はやめに確認しておきましょう。

キッチンの床材の張り替えも自由にできない

キッチンの床材の張り替えも自由にできない
マンションの場合、床を通じて下の階への音の影響が考えられます。
特に音が響きやすいフローリングなどは、遮音等級など防音性についても定められていることがあります。

後々のトラブル防止のための規約なので、守らなければなりません。
床材を交換するだけ…とはいえ、しっかりと管理規約の確認をしておきましょう。

周囲への配慮は十分に行う

周囲への配慮は十分に行う
一戸建てと違い、マンションでは床や壁を伝い工事中の音が響きます。
何も知らないまま、突然大きな音が聞こえたら不快に思う方も多いはず…。

リフォーム工事では、共用部である駐車場やエレベーター、階段、廊下を職人が多く出入りします。
大きな荷物を持った人がいたためにエレベーターに乗れなかったと気分を害する事もあるかもしれません。

そこで、リフォーム時には周囲への配慮が大事です。
リフォームを行う前には、音が聞こえる可能性のある部屋に挨拶に行くといいでしょう。

また、管理組合にもリフォームする旨を相談し、掲示板にお知らせの文書を貼りましょう。
リフォームをきっかけに周囲との仲がギクシャクしないように、事前にやれることをやっておくといいですね。

一般的なリフォーム業者は事前に工事前の挨拶を行います。
工事業者が詳しい説明をすることで、近隣の不安も和らぐことでしょう。
※何度か挨拶に伺っても時間の都合で会えない方もいます。

しかし、当の本人から全く知らされていないことを不満に感じる人も少なからずいるかもしれません。
詳しい工事内容は業者に任せるとしても、挨拶程度でも構わないので近隣の住人にお話しをしておくといいですね。

管理規約を確認

キッチンの位置変更、IHの導入、床材の素材などは、事前に管理規約を確認することが大事です。

また、リフォームそのものについても承認してもらえないと工事が進行できないこともあります。

依頼するリフォーム業者の選択は安さだけで選ばない

依頼するリフォーム業者の選択は安さだけで選ばない
マンションのキッチンリフォームは、戸建住宅よりもプランニングの選択肢が少なくなります。

また、構造の確認やリフォーム計画についてもしっかり行わないと途中でやり直しになる可能性もあります。
結果的に工事自体が思うように進まなかったり、問題が発生したりする可能性もあります。

マンションならではのキッチンリフォームの問題点をしっかり熟知したリフォーム会社に依頼すれば、提案力の高さでより満足度のあるリフォームが行えると思います。

安ければいい…と価格だけで決めるより、過去のマンションリフォームの実績が多い業者に依頼するのが成功の秘訣です。

複数業者からの見積もりが大事

リフォームの成功は業者選びとも大きく関係しています。
先ほども触れましたが、「安い」という点だけで工事業者を選ぶのはよくありません。

マンションは一戸建てと比べると制限されるポイントが多いものです。
ただ、すべてがNGなわけではありません。

経験が豊かでプロ意識の強い業者は、お客様の理想に少しでも近づけるため、過去に培っていたノウハウを駆使しさまざまな提案をしてくれるものです。

見積もりを依頼したときに、「無理ですね」と一蹴されるよりも「それはできないけれど、こういったスタイルなら…」と親身になってくれるか担当者の対応もチェックしたいところです。

せっかく費用をかけてリフォームするのですから、満足した結果に繋げたいですよね。
気軽に相談できるような対応をしてくれるかどうか、担当者との相性もかなり重要になります。

担当者との感性が合う人とやると、最終的な満足度も上がります。

まとめ

ひとくちにキッチンリフォームと言ってもマンションならではの注意点はたくさんあります。

事前にある程度は知識として覚えておくといいでしょう。
基本的な知識を持ったとしてもプロではありませんので自分では気付かないこともあるかもしれません。

プランニングから工事までスムーズに進めるために、マンションリフォームを得意としている業者に依頼するのも成功の秘訣です。

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