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2022.9.12
トイレは私たちの健康のためには欠かせないとても大切な空間です。
使用頻度が高いため、年数が経つにつれ「汚れ」や「劣化」が見られます。
使うたびに汚れた様子を見ると気分のいいものではありませんよね。
そこで、「リフォームしたい」と考える人も多いのではないでしょうか。
トイレをリフォームすると言っても、実はさまざまなパターンがあります。
便座を交換するだけの簡単なものから、内装まで新しくするような大掛かりなものまで。
今回は、トイレリフォームで検討されているパターンをいくつか紹介していきます。
昔の便座というと「座る」だけしかできないシンプルなもの。
今では、便座にはいろいろな機能がついているのが主流となっています。
便座だけの交換は、トイレリフォームのなかでも低予算で気軽にできます。
昔の便座の悩みのひとつで、「冬に座ったときにひんやりする」というものがあります。
ゆっくり落ち着いてトイレで過ごしたいものですが、冷たすぎるとずっと座っているのが苦痛ですよね。
長く座っていると辛いので、排便を我慢して便秘になることもあるかもしれません。
最近では、便座に暖房機能が基本となっているので、トイレもゆっくり時間をかけることができます。
便座を交換するだけでもだいぶ快適になるでしょう。
そして、お手入れのしやすさも最新式の便座に軍配があがります。
昔の便座は、抗菌機能もなく凹凸も目立ちます。
長く使っていると見た目にも不快な印象を与えることもあるでしょう。
最近のトイレは凹凸が少ないため、汚れがつきにくく、お手入れしやすい特徴があります。
便座だけを交換するだけもトイレ内の印象がだいぶ変わります。
また、体重の重い人が使う機会が多いと、便座にひびが入っていることも。
そのまま使い続けると割れるリスクもあるので、取り替えした方がいいでしょう。
「古い便座・新しい便座」と比較したときの大きな違いは温水洗浄機能。
商業施設やスーパーのトイレでも温水洗浄機能付の便座が主流となっているので、その使い心地の良さは多くの方が知っているかと思います。
先ほどもお話した「暖房機能」とともに、温水洗浄機能や脱臭機能もついているので、使い心地はかなり向上するのではないでしょうか。
便座交換は比較的簡単なので、商品を買って自分で取り付けることもできるでしょう。
既存の便座が温水洗浄機能付だった場合、すでにトイレ室内にコンセントがあります。
新たに電気工事をしなくてもOKです。
手先の器用な人なら、DIYにチャレンジしてもいいかもしれませんね。
ただ、今までが機能を持たない便座なら、コンセントを新設することが必要に。
自分で電気工事ができないので、業者に頼まなければなりません。
また、自分で取付する場合にも注意が必要です。
トイレのサイズや形をしっかり把握しておかなければ、間違ったものを買ってしまうかもしれません。
「自信がない」という人は、初めから業者に依頼するのがいいでしょう。
便座も含めて、便器ごと交換するパターンです。
「便座だけの交換」でももちろん快適性がアップしますが、便器をそのままにしてもいずれ不具合が起きるかもしれません。
「修理⇒直った⇒また壊れた⇒修理…」と繰り返すと、最終的に修理のたびに費用がかかります。
そこで「便器ごと取り替えてしまおう」という人も多くなっています。
便器自体は割れないかぎり使い続けることができますが、トイレは「便器」以外にもタンクや便座、配管などの部品で構成されています。
ある程度の年数が経った便器は、今後、部品が壊れた、詰まった、水漏れするなどの不具合が出てくるかもしれません。
古すぎるトイレの場合、便座だけを交換するより、便器ごと交換する方がいいケースもあります。
既存のトイレがすでに水洗の場合、便器を取り替えるだけでOKです。
汲み取り式から水洗化のように、新たに配管工事がないので、時間もあまりかかりません。
トイレの現状にもよりますが、長くても数時間あれば、終わります。
機能をおさえたシンプルなものなら、工事費も含めて10万円前後から交換ができ、価格的にもお手軽感がありますね。
便器を交換するときに、トイレの内装を新しくする人も多いです。
古い便器と新しい便器の形が違うと、床に跡が目立つためです。
壁や床の張り替えは素材などの違いにもよりますが、数万円がプラスされると考えておくといいでしょう。
トイレの空間の広さは、各家庭によって違うでしょう。
住まいづくりでは、リビングなど「居室」をメインに考えがち。
他の部屋を広く取り過ぎた結果、トイレ空間をコンパクトにし過ぎることも?
そんな狭いトイレのリフォームで注目されているのが、タンクのない「タンクレストイレ」です。
一般的なトイレの広さは0.5坪(畳1枚分)と言われています。
しかし、敷地の事情からトイレを狭くする住宅も多いです。
図面で見るとそれほどに感じなくても、実際に入れば「狭い」ということも…。
タンクレストイレへ交換すれば、タンク部分がなくなります。
その分トイレを後退させることができるので、トイレ内が広い印象になります。
手洗い器付のタンクは、トイレ内で手を洗うことができます。
しかし、タンクレスにすることで新たに手洗い器を設ける必要性が出てきます。
便器の横側に手洗いカウンターを設けることが多いですが、スペースに余裕がない場合は、トイレ室内に設置するのが難しくなるかもしれません。
トイレの外側に洗面所が隣接しているときは、敢えてトイレ内に手洗い器を設けなくてもいいでしょう。
「和式トイレ」というと、古くて懐かしいイメージがありますよね。
そこで、現代の生活に合わせて洋式に変えようという方もいるでしょう。
和式と洋式のトイレの違いは、用を足すときの姿勢です。
しゃがんだスタイルが必須となる和式は、足腰の弱い高齢者には不向きです。
最近では公衆トイレや学校などでも「洋式トイレ」が増えています。
若い世代でも「和式は使いづらい」もしくは「和式は使えない」という人が多いです。
また、生まれたときから家の和式トイレに慣れていた子供が、学校に通い始めて「洋式トイレを使ったことがない」と逆のパターンもあるかもしれません。
子育てのことを考えると、時代の流れに合わせて洋式へのリフォームは早めがいいのかもしれません。
また、衛生面でも洋式の方が魅力的。
和式トイレは、便器の周辺に汚れが飛び散りやすいです。
床が汚れるのは日常茶飯事なので、汚れるたびに掃除をしなければ不衛生です。
さらに、便器が広く浅い構造のため、排便でニオイが広がりやすい特徴があります。
水たまりのなかに排便でき、脱臭機能やお尻を洗浄できる機能がある洋式へのリフォームは、衛生的な空間を考える人にはおすすめです。
どの時代の和式トイレかにもよりますが、古いタイプだと1回の洗浄に20リットルもの水を使います。
最新モデルの洋式トイレは、節水効果を謳っているものが多く、5リットル未満と四分の1程度。
トイレは一日に何度も使うところなので、1回あたりの水量が四分の1まで減少すればトータルで見れば水道料の節約になるでしょう。
トイレのリフォームには、さまざまなパターンがあります。
便座だけの交換なら自信があればDIYもできるかもしれません。
昔のノーマルな便座よりも機能性がアップして、快適なトイレとなるでしょう。
また、トイレの機能は、年々進化しています。
「便器+便座」を一新すれば、初期費用はかかりますが、水道料や電気料のエコにも繋がります。
合わせて、壁や床も張り替えれば、清潔感のあるトイレに変身することでしょう。
すべてをリフォームすると費用はかかりますが、今後の修理の可能性や節水のことを考えると、一時的な出費が今後の満足度を高めてくれます。
それぞれの予算や「トイレに対する不満」を明確にし、トイレリフォームのパターンを考えながら、じっくり検討してみてはいかがでしょうか。