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リフォームコラム

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2022.7.27

床材選びは慎重に!洗面室にぴったりの床はどんなもの?

洗顔や歯磨き、入浴後の体や髪のお手入れ、洗濯スペース…などの多彩な役割を持つ洗面室。水と関わりが深い場所なので、床材選びでは「防水」に配慮しなければなりません。

それに、脱衣室と洗面室が兼用となっているなら、濡れた状態で転倒のリスクも考えられるので「安全性」にも着目することが大事です。

今回は「洗面室の悩みとなりがちなポイント」をもとに、洗面室で選ばれやすい床材の特徴、選ぶときの注意ポイントについて紹介していきます。

洗面所の床でありがちな悩み

洗面所の床でありがちな悩み
さまざまな利用用途がありますが、洗面室はメインとして「水を使う」場所。

そのため、「水」にまつわる次のような悩みを持っている人が多いですね。

水で濡れる機会が多い

洗面化粧台で顔を洗ったり、歯磨きをしたりするとき、まわりには水分が飛んでいます。

なるべく水を飛ばさないようにと気をつけても、どうしても細かな水跳ねが起き、床が汚くなるという悩みを抱える人もいるでしょう。

また、お風呂あがりの「水分」も気になるところ。
足ふきマットで足を拭いているとはいえ、髪や体に残った水分が飛び散ってしまうのは避けられないでしょう。

特に、お子さんがいる家庭だと「体が塗れたままお風呂から出る」なんてことは日常茶飯事かもしれません。

浴室と隣り合って脱衣室を兼ねている洗面室は、水で濡れる機会が多いのが悩みの種になりがちです。

足元がヒンヤリする

素足で利用する機会が多い洗面室の床は、床材によっては「冷たさ」を感じやすくなります。

足元が冷たいのが苦手…という人は、素足で歩いたときもヒンヤリ感がない素材を選ぶといいでしょう。

腐る・カビが発生する

浴室の出入り部分に、足を拭くためのバスマットを置き、濡れないような対策をしている人も多いでしょう。
家族の人数やお風呂の使い方によっても異なりますが、バスマットは結構すぐに水分が浸透します。

という使い方をすると、バスマット周辺は湿気が残ります。
床材が傷みやすくなる原因となるでしょう。

床材が腐ったり、バスマットにカビが発生したりするため、不衛生な状態となってしまうのです。

滑って危ない

洗面室は、水跳ねだけでなく、油でも汚れる場所です。
どうして油が?と思うかもしれませんね。

洗面室には大きな鏡がついているので、化粧やヘアケアなど身だしなみを整えます。
特に、ドライヤー後にヘアスプレーを使う人も多いでしょう。

スプレーから出た霧状の油は、髪だけに留まらず床にも落ちています。
これが、洗面室の油汚れの正体です。

ヘアスプレーの使用頻度が高い家庭だと、床が滑って危ない状態になることもしばしば。
特に、靴下を履いた状態で油が付着した床のうえを歩くと、ツルッと滑ってかなり危険。

汚れたままでは、転倒のリスクが高まります。
日頃の手入れをしやすい床材を選ぶようにしましょう。

洗面室にはどんな床材が選ばれる?主な床材の特徴

洗面室にはどんな床材が選ばれる?主な床材の特徴
洗面室の床材に選ばれているのは、主に次のような素材です。

防水性が高い「クッションフロア」

水まわり、特に洗面室で多く選ばれているのがクッションフロアです。

ビニール素材なので水が染みこみにくく、お手入れがかなり楽です。
通常の水汚れならサッと拭き取るだけの簡単なお手入れでいいでしょう。

また、表面がツルツルしているのでヘアスプレーなどの油汚れが付着したとき、しっかり汚れを掃除できる特徴があります。
水で濡れることが多い洗面室には、ぴったりな素材と言えるでしょう。

洗面室の床材として、クッションフロアが人気なのも納得ができますね。

また、お手頃価格なのにバリエーションが豊富なのもクッションフロアの魅力。
フローリング調・タイル調もあるので、「洗面室のインテリアにこだわりたい」という人にもおすすめです。

ナチュラル感が演出できる「フローリング」

フローリングと言えば、「自然素材」のイメージが強いもの。
そのため、「水濡れが多い洗面室には不向きなのでは?」と考える人も多いかもしれません。

フローリングには、「無垢」「複合」と2タイプがあります。

居室で注目されているような無垢フローリングは、インテリア性が高く、自然の美しさをそのまま活かせる床材。
でも、水分は大敵なので洗面室には向いていません。

ただ、複合タイプのフローリングは、洗面室でも取り入れられることが多いです。
特に「洗面室で使う」ことに配慮して特殊加工が施された複合フローリングなら、耐久性があって清潔な空間をキープできるでしょう。

しかし、水分の染みこみによって腐るリスクはあります。

「こまめなお手入れができるか?」を考え、慎重に判断しましょう。

耐久性なら「タイル」

デザイン性があるタイルは、住まいのインテリアにこだわる人には注目度が高い素材です。
スタイリッシュでお洒落な雰囲気を見せるので、玄関や居室などで使われることが多いでしょう。

また、防水性があるのでキッチンや洗面室などの水まわり空間でも大活躍です。
水で汚れたときにも表面を拭けばOKと言う手軽さが魅力です。

耐久性が高いので、傷もつきにくく、「快適」が長く続くでしょう。
ただ、硬い素材なので転倒すると大変。

バスマットで周辺を濡らさない工夫をするなど注意が必要です。
表面に水分がついたまま走るとかなり危険なので、子どもがいる家庭では選ぶときにはタイルの特徴をしっかり確認しておくようにしたいものです。

柔らか素材が魅力の「コルク」

コルクと言うと「ワインの栓」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
液体である「ワイン」に使われることからも分かるように、コルクは耐水性が高い素材です。

細かな気泡から成る素材なので、

という特徴があります。

基本的には、「水に強い」という特徴があるのですが、万全ではありません。
濡れたまま放置すれば、腐食にも繋がります。

「水で濡れたら拭く」ことで、長持ちにつながります。

また、コルクは足ざわりが優しい特徴があります。
素足で触れても冷たさを感じにくいです。

弾力性も持ち合わせているので、転倒しても痛さをやわらげてくれるメリットがあります。

床材選びで重視したいこと

床材選びで重視したいこと
洗面室では「水濡れ」はどうしても避けられないもの。
そのため、床材選びでは、「お手入れがしやすい?」については、しっかり考えておきたいポイントです。

素材によっては、水分が浸透しやすいので注意しましょう。

そして、床材を選ぶときには、色や柄の配慮も必要です。
濃い目の色、複雑な柄を選ぶと汚れに気づきにくいので結果的に床の傷みが早くなります。

明るめの色を選べば、洗面室の雰囲気が柔らかくなるだけでなく汚れに気づきやすく小まめなお手入れにも繋がります。

また、お風呂あがりに濡れた状態で体のお手入れをする場所です。
衣類を着替えようと片足になった途端、濡れた床表面で滑り転倒することも…。

滑りそうになってバランスを崩し、体をかばった結果、腰痛になるリスクも考えられます。
転倒しやすい子どもがいる家庭はもちろんですが、高齢の方が同居しているときも「床の滑りにくさ」には配慮して選ぶようにしましょう。

まとめ

洗面室は、常に水を使う場所のため、水分が床材の劣化を引き起こしがちです。

素材によっては、「腐食」「カビ」など、清潔空間がキープできなくなります。
床材を選ぶときには、耐水性の高い素材がおすすめです。

また、水濡れで転倒のリスクもある場所なので、家族構成によっては安全性を第一に考えるべきかもしれません。
床材が持つそれぞれの基本的な特徴を正しく理解し、家族に合った床材を慎重に選んでいくようにしましょう。

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