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リフォームコラム

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2018.4.27

水栓金具にはどんなものがある?特徴を理解しよう

キッチンリフォームでは、システムキッチンのデザインやスタイル・価格などから商品を選ぶかもしれませんが、「水栓金具」にも注目してみましょう。

水が出る水栓金具は、キッチンのなかでも毎日使わない日はないほど活躍する部分です。
ハンドルのタイプによって、操作方法の違いやプラスαの機能性を持ちなど水栓金具はかなり進化しています。

さまざまな水栓金具がありますが、それぞれの特徴を知り、使い勝手のよいタイプを選んで賢いリフォームに繋げましょう。

キッチンで使われている水栓金具の種類

キッチンで使われている水栓金具の種類
水栓には、大きく分けて2タイプあります。

  1. 水だけが出る「単水栓」
  2. 水・お湯の両方が出る「混合水栓」

このうちキッチンで使われているのは混合水栓で、大きく分けてさらに2つの種類があります。

それぞれデザインが違うので見た目の好みが分かれるでしょう。
しかし、これから使用するときに「使いやすいか」をチェックするのは重要なことです。

それでは、それぞれの特徴についてお話ししていきます。

一般的な「シングルレバー混合水栓」

シングルレバーとは、ひとつのレバーで水やお湯の「出す」「止める」「温度を調節する」「水量を調整する」ができるタイプです。
レバーの上げ下げや左右に動かすという簡単な動作で吐水や止水が可能。

料理中でも片手でスムーズに調整できるので、使い勝手のよい水栓と言えるでしょう。
最近のシステムキッチンでも標準的に採用されているのがこのシングルレバータイプです。

昔は主流だった「2ハンドル混合水栓」

かつての日本の住まいでは、2ハンドルタイプの混合水栓が主流でした。
吐水口(とすいこう)はひとつですが、「水専用」「お湯専用」のハンドルがそれぞれついています。

ハンドルを回して水とお湯を出し、吐水口から出る水の温度を微調整していくタイプです。

多機能な水栓金具

多機能な水栓金具
ひとつのレバーで「吐水・止水・温度調整」がすべてできることから、シングルレバーは人気です。

ひとくちに「シングルレバー」といいますが、そのなかでもデザインや機能は多彩。
どんな機能が使いやすいか、自分の使い方にあっているかに注目して選択してみるといいでしょう。

先端のシャワーが便利

吐水口部分がシャワーになっているタイプはかなり人気です。
シャワーがついていない吐水口と比較すると、その便利さが際立ちます。

まずは、食器洗いのとき。

シャワーで水が分散して流れるので、シャワーがないタイプと比較すると水跳ねがしにくいです。
また、シャワー部分を引き伸ばすことができるので、シンクのなかの掃除にかなり重宝します。

シャワーがないタイプのシンク掃除ではシンクの隅の掃除の際に、両手で水をすくって端部分にかけたり、コップなどに水を入れてかけるなど面倒な動作が増えるでしょう。

フライパンや鍋を洗うときにシャワーを引き伸ばすことで、丁寧に洗えるメリットもあります。

スイッチタイプは節水しやすい

吐水口の先端についているスイッチにタッチすることで、吐水や止水が可能なタイプです。

シングルレバーや蛇口のように指を使わずとも手の甲で軽く触れるだけでも操作がOK。
汚れた手でレバーを触りたくないという衛生面が気になる人にもおすすめです。

スイッチひとつで楽に水を出したり止めたりができるので、こまめに止めれば節水にも効果があります。
「節水」を意識して使えば、年間数千円も光熱費がダウンすることも。

タッチレス水栓は衛生的

水栓にセンサーがついていて、レバーを触ることなく水の「出す・止める」ができるタッチレスも魅力です。

キッチンで調理や後片付けをしていると、油や洗剤がついた手でレバーを触りたくないときもあります。
そんなときでも、センサーで感知してくれるのでレバー部分の衛生面の不安が軽減されるのが人気です。

浄水器つきの水栓もある

浄水器つきの水栓もある
調理に使うことを考えると、水道水の身体への影響を気にする人も多いでしょう。
そこで、水栓に「浄水器」がついているタイプが注目されています。

浄水器ってどんなもの?

浄水器とは、簡単に言うと「水道水を美味しくする」ものです。
水道水は、浄水場の処理段階で塩素などのさまざまな物質が使われることで浄水されます。

日本では水道水は厳しい基準によって管理されているので、処理が終われば体に害を及ぼすような成分がなくなった状態で家庭に届けられる安心なものと言えるでしょう。

ただ、水に含まれる不要な成分を処理において完全に除去するのは難しいのが現状です。

水を消毒するには塩素も必須で家庭に届くときには体に害のないくらいまで除去されていますが、ゼロになることはなく「カルキ臭が気になる」という人も多くいらっしゃいます。

また、水道水が通過する水道管が劣化すれば、鉛や錆びなど水道水には不安な物質が含まれるようになります。
そこで水栓に取り付け、有害になりそうな物質を「ろ過」する装置が浄水器です。

浄水器のメリット・デメリット

食器を洗ったり手を洗ったりするときには、あまり気にならないかもしれませんが「飲む」ことに関しては水道水に抵抗がある人も。

だからと言って飲料用にミネラルウォーターをその都度購入するのも面倒ですし、費用がかなりかかります。
そこで、浄水器があれば有害物質がろ過され、臭みのない美味しい水が飲めるようになります。

しかし、浄水器自体が汚れてしまえば、水の質も劣ることになるでしょう。

浄水器内部にあるカートリッジの効果は永遠ではありません。
定期的に交換しなければ、せっかくの浄水器も単なる水道水になってしまいます。

カートリッジの交換を忘れないこと、定期的に交換費用がかかることがデメリットと言えます。

水栓金具の交換費用…相場はどのくらい?

水栓金具の交換費用…相場はどのくらい?
システムキッチンそのものに傷みがなければ、水栓金具のみを交換する方も多くいらっしゃいます。
水栓金具のみの交換だと、どのくらい費用がかかるのでしょうか。

既存の状況と選ぶ水栓金具のグレードによって費用は変わる

水栓金具を新しいものに交換するときには、既存の水栓の状態によって費用が異なります。
水栓金具のタイプが一般的なら費用を抑えられますが、多機能タイプだと部品自体が高くなります。

「水栓金具本体」「取り付け工事費」「既存の金具の処分費」など、全体で数万円から10万円以内が工事費の目安です。

DIYでもできる?

システムキッチン自体は傷みがなくても、毎日使う水栓金具の劣化や使い勝手の悪さから「水栓金具だけ交換したい」というケースもありますよね。

水栓金具はホームセンターやインターネットでも購入できるので、自分で交換できるのでは?
と、DIYのチャレンジを考える人もいるかもしれません。

DIYで水栓金具の交換をするメリットは、なんと言っても「安くできる」ということでしょう。

しかし、「好きなものを購入して、取り付ければOK」という単純なものではありません。
知識を持たないまま進めると、部材不足や技術不足で途中断念することも…。

また、成功したかのように見えて「水を流したら横から漏れてきた」という失敗も。

途中で業者に依頼することになれば、購入した道具が無駄になり結果的に損害になることも考えられます。
自信がない方は初めからプロに依頼する方が得策と言えるでしょう。

まとめ

昔と比較すると水栓金具の機能性はかなり高まっています。
一般的な「シングルレバー」のなかでも、節水タイプやタッチレスなどバリエーションが豊富です。

キッチンをリフォームするときには、水栓金具部分も合わせてチェックしてみましょう。
既存のシステムキッチンとの見た目のバランスも考えたいですね。

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